目が覚めたら

 いくらガラスを見つめても、自分の姿は変わらない。

 ここはどこ私は誰状態だ。

 ……ここはどこなんだろう。

 自分の姿が変わっていたのですっかり忘れていた。

 日本ではないのだろうか。自分の外見を見ると欧米人だ。

 ガラス戸を開け、テラスにでる。

 テラスから見えるのは庭と森だ。

 俺がいるのは大きな洋風のお屋敷みたいだ。

 こんな大きなお屋敷は東京じゃ建てれない、どこかの田舎かもしれない。

 柵から顔をだし下を見ると2人の子供と1人の大人がなにかをしている。

 子供の後ろで大人がなにか言うと子供達は手を前に突きだしてなにかを言っている。

 子供の手に火が集まっていく、言い終わると集まっていた火は火の玉になり子供の手に浮いている。

 ここは現実逃避をして手品だと言いたいところだが、目の前で行われたそれは魔法としか表現できない神秘的な物だった。

 嬉しそうに大人に火の玉を見せている子供の1人と目が合った。

 数秒見つめられたので小さく手を振ってみる。

 目が合った子供がものすごい勢いでお屋敷の中に入っていく。

 走って向かってくる音と走っていることに対しての注意の声が聞こえるがその声に子供の声がなにかを言い返すと足音は増え、向かってくる人数が増えたことがわかる。

 恐怖心から、どこかに隠れれないか場所を探すが隠れ場所を見つける前に部屋のドアが開かれる。