この瞬間、ブラッドがその姿を視界にとどめることができたのは一秒にも満たない。しかし、目に焼きついたペイントを見つけるにはそれだけで充分だった。 公国を代表する兵器群、シリーズ・エーギルへの挑発が含まれた、パイロットによる自己主張。 「銛に突かれた魚」の図が、ディアーブルの横腹には描かれていた。