第一志望 私立魔法学園
ここは、剣と魔法が混在する世界。
すべての者は16才になると、私立魔法学園への入学が許される。
クラスはC〜Sがあり
「田中……」
組織に目を付けられるほど力が強い俺は、もちろんSクラスへの推薦入学が
「田中? 第三志望の三高はわかるんだが、第一志望の私立魔法学園ってどこだ? あと第二志望のホグワーツは想像上の世界の話だぞ?」
この愚か者は、魔法の存在を認めない人間、過去の者だ。
政府も認めているのだから諦めて存在を認めればいいものを。
「田中、私立魔法学園は検索しても出てこないぞ?」
当たり前だ、凡人にはわからないようになっているんだ。
「政府にも認められてるのに?」
こっこいつ、俺の心が読めるというのか? ……さては禁術、『ハートヒア』を修得していると言うのか?
「田中、お前さっきからブツブツ小声でしゃべってるからね? 先生今わかったよ、お前がクラスで『別世界の人』って呼ばれてる理由」
……こいつに何を言っても無駄だなならば、俺のオリジナル魔法でここを火の海にしてやるよ!
『紅くたぎるは火、憤怒の炎をその身から放出せよ! メテオ・バースト』
「お前! 何ガスバーナなんか持ち歩いてんの?いから先生が預かっておくから! 田中、お前は三者面談までに進路決めとけよ?」
……俺の最大魔法、『メテオ・バースト』を無効化だと?
「田中の親御さんもくるんだろ? その日はしっかりしろよ? あとでちゃんとした進路希望出せよ」
「はい、わかりました、失礼しました」
親には、バレたくないな。
三者面談はしっかりしようかな……