STORY
「邪神が嵐の内より解き放たれしとき、
我が子は人の身より生まれ、救世の役を負うだろう」
──アレクシス大戦記
フリーデン王国が他国へ侵略し、領土を広げ始めてから二十二年。
グレンとクローディアは、住処としていた神殿からほど近い村・リヤンが
フリーデンによって滅ぼされたのをきっかけに、城塞都市・アルミュールを訪れる。
しかし、侵攻の報告は聞き入れられない。
「神の娘」としての出自と「救世の方」としての使命を明かそうとする
クローディアだが、フリーデンの魔の手はアルミュールにまで及び、
町は混乱に飲み込まれる。
さらに、無抵抗の市民すら殺すフリーデンの軍を前にして、
グレンに異変が生じ──
人と神が手を結ぶとき、滅びゆく世界はその足を止める。
CHARACTER
考えるよりも先に体が動く、直情型の青年。
クローディアと共に神殿で育ち、いずれ「神の娘」として戦いに赴く
彼女を助けるため剣の腕を鍛えた。
他人の悪意に敏感な体質で、長く戦地にいると自我をなくしてしまうが、
クローディアの魔力で中和している。
救世の役目を背負う神の娘。
世の果て色の髪を持つことから「世の果ての方」と呼ばれるが、
かつて同じ色を持っていた創世神の父と区別するため、「救世の方」とも。
物事を深く考えがちで、行動が遅れてしまうことがある。
WORLD
創世神である「世の果ての方」によって創られた世界。
神が眠りにつき、人の前に姿を見せなくなってから千年以上の時がたち、
信仰の形にも変化が現れている。
世界に残る最古の歴史を持つ国のひとつ。
かつては大陸の南半分という最大の領土を持っていたが、
フリーデンの侵攻によりおよそ半分が奪われている。
神殿を守る神官・巫女が権力を持つ国家で、首領はその長である教皇。
大陸の東端にある小国だったが、近年急激に勢力を伸ばし、
世界の最大勢力となりつつある王国。
他国へ侵攻する前は賢王による統治が行われていた。
王族のほとんどが殺される事件が発生したようだが、詳細な情報は秘されている。
世界に残る最古の歴史を持つ国のひとつ。
大陸の中央、山に囲まれた狭い領土を、千年以上前から守り続ける王国。
神話の守護を国の使命とし、首都は『神の書庫』とも呼ばれる。
世界に危機をもたらす邪神覚醒にいち早く気付くが…。