VRММО『デュランダル・オンライン』。
プレイヤーのスペックをトレースしたキャラクターを使用し、
電脳世界に意識を投影するオンラインゲーム。

そこには、とあるバグNPCが潜んでいた。
現実世界の人間を肉体ごとゲームに引きずり込み、
特別招待枠「ビジター」として幽閉する人物の目的とは…。

すべては一振りの剣から始まった──
ぐりむ☆りーぱーがおくる電脳世界の群像劇!


Sの乖離的左意識  弱者のイクシード デュランダル!!

STORY

他人の体の一部を集める【コレクター】と呼ばれるプレイヤーの襲撃を受け、
左足を失ってしまった早姫。
喪失した部位はアイテムによる回復を受け付けず、
早姫は義肢を得てコレクターから直接自分の足を取り戻す必要があった──
 →『Sの乖離的左意識』

とある研究所から逃げ出した被検体たち。
飛び出した世界は、オンラインゲームとして管理された電脳世界だった。
電脳世界の常識を、被検体たちは知らない。
たとえば、プレイヤーに必ず与えられる携帯端末。
被検体たちは、自分の端末が研究所にあることに気付き──
 →『弱者のイクシード』


CHARACTER


 きりさき さき。ビジター。
 『鋼のキリサキ(メタルリッパー)』の通り名で恐れられる刀使い。
 コレクターと呼ばれるプレイヤーの襲撃を受け、左足を失うが…。
  →『Sの乖離的左意識』 →「シーンA」 他


 さんじょう いずみ。ビジター。
 プレイヤーランキング第922位にして、
 このゲームで関わってはいけないプレイヤーのひとり。
 小柄な体に見合わぬパワー型の戦闘スタイルで他のプレイヤーを圧倒する。
  →「シーンB」


 エージェント兼、研究者。
 Jabberwockyに雇われ、電脳世界で人体実験を繰り返す。
 実験体に逃亡されてしまうが、その中のひとりに執着しはじめ…。
  →「デュランダル!!!! ぐりぱー幼女編」 他


WORLD

一般エリアである「基盤世界」と、
イベント等を行う「エクストラ・エリア」で構成された電脳世界。
エクストラ・エリアのイベント、クエストなどの結末は
基盤世界に影響しない。


 Jabberwockyが運営する意識投影型VRММО。
 キャラクターの能力がプレイヤーの体に左右される代わりに、
 武器にレベルがある育成システム。
 痛覚がキャラクターの許容量を上回った時点で強制ログアウトされ、
 24時間ログインを制限されるデスペナルティが課される。


 デュランダル・オンラインの運営会社。
 ゲームマスターのような役割を持つ「エージェント」と呼ばれる社員
 により、ゲーム内統治やバグ対応を行う。
 非正規NPCやビジターも対応の範囲。
 暗部では非人道的な行為が横行していると噂されるが…?